一般人の徒然

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日々気になったことをジャンル問わず、幅広く考えていきます。

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集団授業と個別授業のメリット・デメリットを考えてみた

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いよいよ新年度が始まりますね。

塾、予備校に4月から入ろうと思っている人は春期講習や体験授業などを使っての比較も終わり、いよいよ検討に入っている頃合いでしょうか。

 

様々な授業形式の塾がありますが大きく分けると3つに分類できます。

「集団」「個別」「映像」

です。

 

それぞれいいところ、悪いところがあるのでどのタイプが自分に最も合うのかを決めるのは難しいです。中には併用している人もいるかと思います。

時間や費用の都合でどれか1つだけしか受講できない人も多いと思いますので、今回はそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

 

【目次】

 

 

集団授業

メリット

・プロの講師の授業を比較的安く受講できる。

・周りの人間と競い合うことができる。

・規模が大きいところが多く、情報が蓄積されておりバックアップもよい。

 

デメリット

・授業時間が決められている(ただし最近は欠席者用に授業を録画しているところも多い)。

・クラス認定が必要なところが多い。

・個人個人の細かいニーズには対応していない。

 

どんな人に向いている?

難関中高大学志望の人に向いています。授業の質は3つの中で最も高いので、授業についていける学力が備わっていれば学力向上に大きく貢献してくれると思います。

集団授業に抵抗がなければ無難かつ最もおすすめです。

 

 

個別授業

メリット

・受講者が自由にカリキュラムを決めることができる。

・講師の数も集団に比べて多いので合わなければすぐに変えることができる。

・日程調整も自由が効く。

 

デメリット

・受講料が高い。

・講師が大学生のアルバイトが多く、指導レベルはよくない。

・大手予備校に比べれば進路指導もイマイチ。

 

どんな人に向いている?

小中学校の授業についていくことが目的の人、あるいは医学部医学科を志望する人におすすめです。

個別指導塾の先生のほとんどは中学生レベルの教科書の内容を教えるのが精一杯で、高校生の教科書の内容すら満足に教えることができないのが現状です。

ただし、中には東大や旧帝医に在籍している先生、あるいはプロの先生がいてそういう先生であればしっかりと大学受験を意識した指導をしてくれます。

大概の場合めちゃくちゃ授業料が高くなると思うのでコスパを考えれば医学科志望のかたにはおすすめできません。

しかし中学生までの教科書の内容、あるいは地元の高校受験のレベルであればむしろ生徒1人1人に合わせたしっかりとした指導が受けられるため、勉強が苦手な人にはおすすめです。

 

 

映像授業

メリット

・多くの分野別講座の中から自分に合ったものを選べる。

・講師は大手予備校のトップ講師。

・日程調整も自由が効く。家で受講できるものもある。

 

デメリット

・ライブ授業にある緊張感がないため、集中できない場合も。

・進路指導はないものと思ったほうがいいレベル。

・いい意味でも悪い意味でも自分次第。

 

どんな人に向いている?

部活などでどうしても引退までは集団授業の塾に通えない人におすすめです。

高校3年生の途中から集団授業の塾に入ったところで付け焼き刃にもなりません。それならば自分のペースで勉強をできる映像授業で巻き返しを図るほうが得策だと思います。

ただし注意点が2つ。

・難関大合格実績は特待生(無料で講座をプレゼントされた成績優秀な学生)が稼いでいる。

・授業はおまけ。あくまで自習時間で成績は伸びる。

特に後者に関しては、「自分が主体的に視聴する」といった映像授業の特性から映像の授業視聴を『自習』のように勘違いしてしまう生徒さんがいます。映像授業はあくまで授業なので自習の手助けをするおまけです。授業の後の復習が肝心です。

 

 

まとめ

色々と書いてきましたが、結局は受験対策であれば集団授業、 学校の進度についていくことが目的であれば個別授業がおすすめです。

とはいえそれぞれの塾予備校は様々な色を持っています。必ず1度は体験授業を受けること、そして合格実績に惑わされないで1番楽しく学べそうなところに入りましょう。

1番大切なのは、そこに通うことでモチベーションが上がるかどうかです。

  

【受験勉強】「基礎固め」ってよく言うけど結局なんなの?

 

 

高校とか塾で授業受けていると先生がよく

「いいか。ここの基礎をしっかり固めとけよ〜」

みたいなこと言いますよね。

正直自分が高校生の時は何言ってんだこのおっさんって感じで聞き流していました。

 

まあそこから紆余曲折を経て「基礎を固める」ということがどういうことなのか自分なりの意見を持つに至ったので超個人的な意見ですがまとめておこうと思います

 

 

教科書→授業→練習問題

が基礎を固めるまでの一般的な流れです。

それぞれを細かく見ていくと(ややこしい説明が嫌いな人は飛ばしてください)

 

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【必読】新高校2年生が高3までにやっておくべきたった1つのこと

こんにちは。

国公立後期入試も終わっていよいよ大学受験新年度が始まりますね。

 

4月から高校3年生の方はある程度やるべきことが分かっていて既に受験勉強を始めている人も沢山いると思いますが、新高校2年生の方はまだまだ受験勉強がピンと来ない人も多いんじゃないでしょうか。

 

「まだまだ受験まで2年あるやん」って思う新高2生の方もいると思いますが、あなたが大学進学を考えているならば既に受験勉強は始まっています!

今のまま過ごしていくと高3になってから手遅れになっている可能性も・・・。

 

というわけで簡単に高校2年生のうちにやっておくべきことをまとめてみようと思います。

新受験生の方でまだ受験勉強についてよく分かっていない方も1年間の流れを掴んでもらえたら幸いです。

 

 

【目次】

 

 

まずは高校3年生の1年間を知ろう

個人的にまずはゴールを知ってそこから逆算して勉強を進めて行ったほうが効率がいいと考えています。

というわけで最初に高校3年生(浪人生も含む)の一般的な1年間を見てみましょう。

 

 

<4月〜7月> 基礎固め

高校3年間で学んできたことの基礎固め。

ここで言う基礎とは、受験で出題される問題を解くために最低限覚えておきたい典型問題のこと。

  

【到達目標】

網羅系基礎問題集をノートや参考書を見ずに解けるようにする。

 

 

<7月〜9月:夏休み> 基礎固め、苦手克服、入試対策

7月からは予備校の夏期講習が始まると思います。夏休みの計画を立てる場合予備校の夏期講習を中心に据えたほうがいいと思います。

夏休みは現役生にとって成績を伸ばす最大のチャンスになります。

 

【到達目標】

・4月〜7月にやり残しがある場合最優先で終わらせる。

・基礎固めの段階で苦手と感じた部分を集中的に克服する。

・既に上2つが達成できている場合は入試形式の演習を積む。

 

 

<9月〜1月:センター試験まで> 過去問演習

私立専願の方はひたすら過去問演習に取り組めばいいと思いますが、国公立志望の場合はセンター試験の対策もしていく必要があります。

一般的に旧帝国大、医学科レベルの受験生の場合であればセンター試験対策は11月頃から始める人が多いです(予備校の生徒を見ている限り)。

 

【到達目標】

・最初に志望校の過去問1年を解いて自分の現状との距離を測る。

・過去問に挑戦できなかった場合間に他大の過去問や演習問題集を挟んで志望校のレベルに近づける。

・志望校の過去問の簡単な問題を解けるようにする。

・(センターを受験する場合)過去問をしっかり目標点取れるようにする。

 

 

<1月〜3月> 志望校決定、過去問演習 

ひたすら過去問演習。詰まる部分があればいちいち基礎に立ち返ってその都度対策。

国公立志望の場合センター後に残された時間は約1ヶ月、私立志望の場合は2〜3週間程度です。

 

【到達目標】

・過去問を用いて解ける問題を解けるように。

・捨て問を見極めることができるようにする。

 

 

かなりざっくりしていますがこれがおおよその1年間の流れになります。

 

 

 

やらなければいけないことを逆算をして考えてみる

さて「1年間の流れ」から考えると受験当日までにやらなけらばいけないことは、

①基礎固め

センター試験対策(国公立志望、私大のセンター利用を考えている人)

③志望校の過去問演習

の3つです。

ただし勿論これは最低限で、ここにさらに追加で「模試の復習」「過去問に到達するまでの演習」などまだまだやっておきたいことは沢山あります。

 

②と③に関しては夏休み以降9月からでも十分間に合いますが例えば医学科志望の方で「センター試験を9割以上取る必要がある」「二次試験の難易度が非常に高い」という場合は9月からの対策では間に合わない場合があります。

 

そこで8月から②、③を本格的に始めたとしましょう。すると①をこなすのにかけることができる時間は、高3の4月から勉強を始めたとして4月〜7月の4ヶ月になります。

 

この4ヶ月の間に高1、高2の2年間で学んだ内容に加え高3に入ってから進行形で学んでいる分野の基礎固めもやらなければなりません。

2年間全く基礎固めをやっていなければおそらく間に合わないと思います。しかし基礎固めを9月以降に持ち越してしまえば②③が実行できなくなってしまいます。

 

受験当日から逆算して考えることで高3からの勉強では①が時間的に厳しいことが分かりました。

 

 

 

結論

ここまで周りくどい感じでごちゃごちゃ言ってきましたが結局伝えたかったのは「①の『基礎固め』だけはどうしても前倒しする必要がある」ということです。

 

 基礎固めとは?

【受験勉強】「基礎固め」ってよく言うけど結局なんなの? - 一般人の徒然

 

高校2年生のうちにやっておくべきこと、それは既習分野の基礎固めをやっておくことです。そしてそれを達成するための手段はとてもシンプルです。

 

予習、授業、復習のサイクルを大切にする。

 

たったこれだけです。

 

予習によって授業で本当に聴きたいことをあぶり出す。

授業で予習段階で分からなかった部分を重点的に聴く。

復習で基礎固めを完成させる。

1度の復習では忘れてしまうので長期休みを利用して2度目3度目の復習をする。

 

これをやっておくだけで高3に入ってからの負担は大きく減ります。高3に入ってからは基礎を固めきることができなかった苦手分野の克服、全体的な総復習をすれば4ヶ月でもお釣りがきます。

 

部活等で忙しい人は予習は無理にする必要はないと思います。とにかく復習を大事にしましょう。

 

あとはとにかく遊ぶ!

高3になってからは本当に遊ぶ時間ないと思います。

オープンキャンパスも行っておきましょう。

 

 

この記事の最初に、受験勉強は既に始まっていると書きました。

受験の根幹には現在みなさんが学校や塾で学んでいる「基礎」があり、それを身につける最も効率的な勉強方法が日々の授業の予復習だからです。

 

高校3年生になって後悔しないように最低限の勉強を日々積み重ねていきましょう!