【受験勉強】「基礎固め」ってよく言うけど結局なんなの?
高校とか塾で授業受けていると先生がよく
「いいか。ここの基礎をしっかり固めとけよ〜」
みたいなこと言いますよね。
正直自分が高校生の時は何言ってんだこのおっさんって感じで聞き流していました。
まあそこから紆余曲折を経て「基礎を固める」ということがどういうことなのか自分なりの意見を持つに至ったので超個人的な意見ですがまとめておこうと思います
教科書→授業→練習問題
が基礎を固めるまでの一般的な流れです。
それぞれを細かく見ていくと(ややこしい説明が嫌いな人は飛ばしてください)
・教科書
勉強の出発点は教科書ということでここから始めたいと思います。
教科書には数学で言えば定義や公式など、昔の偉い人たちが発見してきた「知識」がまとめてあります。
当然この知識を知っただけでは基礎を固めたことにはなりません。
・授業
教科書や問題集には学んだ「知識」の使い方の説明書である「問題」が載っています。問題を解くことによって得た知識を使うことができるようになります。
知識を学んだだけでいきなりそれを使いこなすのは非常に難しいので参考書や学校、塾の授業でその知識をどういう意図を持って使っているのか解説してもらえます。
知識と使い方の意図を頭に入れた状態をここでは「理解する」と定義します。
・練習問題
世間一般で基礎問題集と言われているものに掲載されている問題は教科書に載っている知識の典型的な使い方を練習する、覚えるためのものです。
理解した解法を色々な類題(用いる知識とその使い方の大筋が似通った問題群)に適用できるようになった状態を「解ける」と定義します。
結局のところ
基礎固めとは、「知識」を自分の力で「解ける」状態にすること
です。
1.教科書や授業を通して知識を学ぶ。
2.授業や参考書を通して知識の使い方を学ぶ(その手段として問題を使う)。
3.基礎問題集を用いて自分の手で使えるようにする。
基礎問題集に載っている問題の解法の手順を覚え、何故その手順を踏むのか理解し、それを教科書やノートを見ずに白紙に再現できるようになったとき基礎固めができていると言えます。
このうちのいずれかが欠けていれば基礎固めができていないことになります。
また1度きりの勉強では期間を置くと忘れてしまうため反復も大切です。
入試では基礎問題の組み合わせや視点を変えて基礎問題に帰着させるなど、基礎が身についていることが前提の問題が出題されます。
基礎を大事に反復を意識して勉強を続けることが合格への唯一の近道です。