一般人の徒然

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日々気になったことをジャンル問わず、幅広く考えていきます。

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これが合否を決める!夏を効率よく過ごすための夏期講習の選び方

 

受験の天王山とも言われる夏休み。

夏休みの勉強次第で合否の結果が大きく変わってくると言っても過言ではありません。

 

その夏休みの勉強の中心にあるのが、『夏期講習』です。

夏期講習を効率よく受講することによって、夏に大きな成果を得ることができます。

 

しかし逆もまた然り。

夏期講習の講座選びを失敗してしまえば、成績が伸びるどころか時間を無駄にしてしまう可能性もあります。

 

今回の記事では、そのような失敗を避け、周りに差をつけることができる夏期講習の講座選びについて考えていこうと思います。

 

 

【目次】

 

 

そもそも夏期講習は受けるべき?

「夏期講習なんて時間の無駄。家で自習したほうが断然いい」

と言った話をよく目にします。

 

これは半分当たっていて、半分間違っています。

 

確かに、成績を伸ばす1番の方法は自習です。

正直な話、夏期講習を受けたからと言って、直接的に成績が伸びることはないと思います。

 

しかし、夏期講習が時間の無駄であるかと言われれば、そうではありません

 

夏期講習に限らず、塾や予備校の授業というのはプロテインみたいなものです。

プロテインを飲んだからと言って、それだけで筋肉がつくわけではありません。筋トレやトレーニングと組み合わせることによって、より早く、より効率的に筋肉をつけることができる、というのがプロテインの効能です。

 

授業も同じです。

授業を受けるだけでは成績を上げることはできません。しかし、授業と自習を組み合わせることによって、より早く、より効率的に成績を伸ばすことができるのです!

 

限られた時間でいかに苦手を潰し、得意分野を伸ばしていくのかが勝負の受験にとって、短期間に集中して授業を受けることができる夏期講習というのは、非常に大きな存在です

 

 

 

講座選びのポイント

講座数の目安

集団授業でも個別指導でもどちらでも言えることですが、基本的にとりすぎないことが重要です。 

 

おおまかな時間の目安として、全勉強時間の1/9〜1/4程度を授業時間に当てるのが丁度いいでしょう(多くても1/3が限界)。

 

1日の勉強を朝・昼・晩に分けたとして、毎日そのうちのいずれかに授業が入っているのが1/3です。これでもおそらく日々の講習の予習復習で精一杯になると思います。自分のやりたい問題集や教材に手を出す時間はおそらくないでしょう。

夏休みには、夏期講習の内容だけではなく、1学期の授業内容や模試の復習をすることも非常に大事ですので、1/6くらいの量の講座数で抑えたほうがいいのかなと思います。

 

 

講座の優先順位付け

まず最初にすることは、自分が夏期講習にどれだけの時間をかけることができるのかおおよそ概算することです。思っている以上に1学期の復習は時間がかかるので注意。

 

その後余った時間に講習をいれていくわけですが、自分がとりたい講座に優先順位をつけていきましょう

 

予備校のパンフレットとか見ていると、どれも魅力的な講座に見えてきて、あれもこれもってなっちゃうんですよね。実際に自分も経験あります。

 

そんなときは以下のことを意識して、ばっさり切っていっちゃいましょう。

 

  1. 苦手を克服するための授業を優先的にピックアップする。
  2. 授業をとらなくても自習で十分ではないか厳し目に判断する。
  3. もらえる教材や扱う問題がオリジナルのものであるか確認する。

 

出来る限り自習でなんとかすることを念頭に置いて、それではどうしても効率が悪い場合のみ講座をとること推奨です。

余裕ができた場合のみ、得意分野を伸ばしていく講座をとってみてもいいのかなと思います。 

 

 

背伸びをせず、自分に合ったものを

夏期講習の授業は、どこの予備校でも基本的にレベル認定を必要としないものが多いです。

どうしてもついつい背伸びして講座を選んでしまいがちですが、自分に合ったレベルの授業を受講するのが1番です。また、志望校に合わせるよりも現時点での学力に合わせて授業をとったほうが力がつきます。

少し難しいなと感じる程度の授業が、自分に合った授業と言えるでしょう。

 

 

1日の講座数の限界

1日に多くの授業を詰め込んでしまうと、予習や復習をする時間がなくなってしまいます。

授業にもよりますが、基本的には、1時間の授業に対して必要な予習復習時間は計1〜2時間程度。1日に2時間の授業を受けたとして、その授業に対して2〜4時間の予復習の時間が必要になります。

そこから考えると、1日に受けることのできる授業時間の限界はおよそ3時間

それ以上の授業時間になる場合は、受講日を調整したほうが無難です。

 

 

 

まとめ

というわけで、夏期講習の講座選びについてまとめてみました。

とにかく大切なことは、「絶対に必要な講座を最低限とる!」ことです。

 

自分で学ぶことができるものは、自分で主体的に学んでいったほうが力がつくことは間違い無いでしょう。

しかし、それではどうしても時間がかかりすぎてしまい、逆に効率が悪くなってしまうこともあります。そういうときは『予備校の先生』というドーピング剤に手を出すのも全然あり・・・というかむしろそうすべきです!

 

夏期講習を最大限に活用することは、受験合格への数少ない近道です。

まず申込みをする前に、「現状の苦手分野を分析し、果たしてそれが自力では対処できないものなのか」考えてみてください。そうすればきっと自分の中で、最適な講座が見えてくるはずです。