単位とは?高校と大学の違いを分かりやすく解説
『単位』ってよく聞きますよね。
大学を語るうえで欠かせないのが『単位』。
大学と言えば単位、単位と言えば大学・・・。
もはや必要十分条件と言ってもいいくらいです。
実は小学校のときから『単位』自体はあるんですけど影が薄く、意識していない学生さんが多いです。
この記事では、『単位』とはどういうものなのか?そしてそこからさらに踏み込んで高校と大学の違いを解説してみたいと思います。
【目次】
単位の定義
単位とは「授業時間」+「予習復習にかかる時間」のことを言います。
大学では基本的に1つの授業を週1コマ1時間半、全15回で受講することが多いです。授業時間は、1.5 × 15 = 22.5時間となります。
この22.5時間を1単位としている大学もあれば、前後に30分の予復習を足した37.5時間を1単位としている大学もあります。
2単位の授業っていうのは、その授業内容を習得するためには最低45時間(これも大学によって違う)の学習時間が必要な授業っていうことですね。
とは言ってもややこしいので、ぶっちゃけ「単位」 = 「授業」と置き換えちゃっても大丈夫です。
全15回の授業と試験によって授業毎に成績を判定し、その授業で合格点に達していた場合、『単位を取得した』ことになります。一方不合格だった場合は『単位を落とす』ことになり、もう1度その授業を受けることになるわけです(いわゆる再履修)。
卒業に必要な単位
大学を卒業するためには、卒業に必要な単位数を取得する必要があります。
大学の授業には大きく分けて2種類の授業があります。
必修科目と選択科目です。
必修科目
その名の通り、単位を修得しないと卒業できない授業です。
簡単に言えば高校までの授業とそんなにイメージは変わりません。時間割が既に決められちゃってる授業です。
選択科目
大学の卒業要件には、必修科目の他に「このジャンルから◯単位とってね〜」と記されている授業があります。それが選択科目です。
決められたジャンルの中からならどの授業を選んでとってもいいので、自分の好みに合わせて授業を選択することができます。
高校と大学の違いとは?
時間割は自分次第
高校までは時間割が年度の初めに渡され、自分が受けなければいけない授業は全て決まっていました。
しかし大学生は、時間割を全て自分で決めます。
必修科目は既に時間割に埋まっていますが、それ以外の空いているコマには自分で授業を登録することが可能です。
選択科目は、4年間のうちにどこかでとれば大丈夫なものが多いので、必修科目が入っていない曜日は、1日休みにすることとかも可能です(実際、知り合いに木金に授業を入れず、毎週4連休にしている人もいました)。
HR(ホームルーム)はないところが多い
基本的に大学には、クラスがないところが多いです。よって高校まではあった朝のHRとか下校前の掃除とかそういうのもないわけです。
塾や予備校が大学のイメージに近いと思います。授業だけを教室に受けに行く感じです。
まとめ
というわけで高校と大学の違いをおおまかに解説してみました。
冒頭でも述べたように、高校までにも『単位』はあります。しかし時間割が既に決まっているので、生徒が取得単位数を気にする必要がなく、大学に入って初めてその存在を意識する人が多いみたいです(単位制の高校に通っていた人なら身近な存在かも)。
大学はクラスというものがないので、基本的に何をするにもまずは自分自身で考えて動く必要が出てきます。
自由ではありますが、責任も生じてきます。とはいえ助けてくれる人も沢山いますし、そんなに恐ろしい場所でもないので、高校以上に好き放題できて楽しいところだと思います。
来年以降大学に入学されるかたは、楽しい大学生活を送るためにも今を頑張っていきましょう!