一般人の徒然

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日々気になったことをジャンル問わず、幅広く考えていきます。

一般人の徒然

模試を120%活用する方法

 

受験をする際に避けては通れないもの・・・

 

  

そう、それが模試です。

 

 

「明日模試がある」って考えるとお腹が痛くなる人がいるくらい模試ってみんな嫌いなものですよね。

でも実は模試って予備校の授業や過去問演習、他のどんな勉強よりも成績アップに貢献してくれるものであることはご存知でしょうか?

しかしただ受験をするだけでは成績アップに貢献どころかただの時間の無駄遣いになってしまうことも・・・。

 

この記事では頭に入れておくだけで模試をフル活用できる方法論を取り上げてみようと思います。

せっかく貴重な時間を割いて嫌いなことをやるのなら、最大限利用してやりましょう!

 

 

[目次]

 

 

そもそも模試は何故受ける必要がある?

模試には受験する理由が色々あると思います。予備校のクラス認定をとる、自分の現在の立ち位置(偏差値、志望校判定)を把握することも大切ですが自分はそこらへんはあまり重要視していません。

模試を受験する上で最も大切なのは「苦手分野の発見」です

模試で出題される問題のほとんどはその分野で頻出かつ重要な要素を含んでおり、出題者が「この時期に身につけておいて欲しい」と考えている知識、解き方がきちんと定着しているのか確認するためのものです。

つまり模試で間違った問題は早急に対策しておく必要がある問題とも言えます。

模試 = 勉強の健康診断

と言えるのではないでしょうか。定期的に受験することで自分の勉強の穴を埋めることができます。

 

 

模試は間違えることが大事、悪い点を取って落ち込む必要はない

模試は良い点を取るよりも間違えることのほうが大事だと自分は考えています。

高得点が取れたのは偶然自分の得意分野の問題ばかり出題されたからかもしれません。

模試は言ってもただの練習です。本番前に自分のできない問題を沢山知ることができたほうがラッキーに決まっています。

自分の弱点を見つけて貰ったと思って点数の悪かった模試ほど大切に、しっかり復習をしましょう。

 

 

事前準備

さて次に模試を受ける前にやっておくべきことですが・・・

 

基本的にないです!

 

強いて言えば目標点くらいは設定しておいたほうがやる気に繋がるかもしれませんので、やっておいたほうがいいと思いますがそれ以外は本当に準備の必要はないです。

「模試対策の勉強をしておきたい!」

と思うかたもいるかもしれませんが正直おすすめしません。

というのも前述したように模試は日頃の学習状況を確認する意味合いがあります。前日に詰め込みで下駄を履かせてしまうと本当は苦手な部分もできてしまう可能性があるのでやめておいたほうがいいです。そして人間やっぱりできた問題よりも間違った問題を覚えているもので、模試本番で間違っておいたほうがしっかり復習できると思います。

いつも通りの勉強の延長線上で模試を受験しましょう。

 

 

模試の受験後

復習は最低でも3回

まず試験後1週間以内に間違えていたところ、答えは合っていたけど曖昧だったところを中心に解き直しをしましょう。 1回目の復習では解答を見て理解できるところまで持って行けていれば十分です。

次に約1ヶ月ほどで模試の採点結果が返却されると思うので答案や成績表を確認しながら1回目と同様に解き直しをします。2回目の復習では何も見ずに自分の手で解答を再現できるようにします。

3回目以降の復習は期間を空けて、解いた問題が詳細に思い出せなくなってきたころに行います。このときは全問を解いて満点を取ることが目標です。

長期休みの際3回目の復習をするのがおすすめです。

 

資料の活用

基本的に答案の返却時には答案の他に、成績表と優秀成績者などが掲載されている資料を貰えます。

この資料、読んでる人は正直少ないと思います。ですが実はこれが模試を最大限以上に活用するためのお宝アイテムだったりします。

資料には模試に関する偏差値、平均点のデータや成績優秀者の名前の他に「出題者講評」が載っています。この出題者講評には、「出題の意図」「解けて欲しい問題」「受験生の解答状況」「今後のアドバイス」などが詳細に記述されています。これを自分の成績表と照らし合わせることで、他の受験生と比べて自分は何が足りていないのかをしっかりと分析することができ、以後の学習計画をたてやすくなります。

騙されたと思って一度成績表を片手に読んでみてください。

 

 

プレ模試について

高3の9月以降は大学別の実戦オープン模試やセンター試験のプレ模試が実施されます。例外としてこれらの模試に関しては偏差値と志望校判定にもこだわってください。

高3の夏休みまでの模試では参考程度の志望校判定しかでません(なので判定があまり良くない人もいくらでも挽回できるので気にしなくて大丈夫です)。ですがそれ以降の模試、特にプレ系の模試は現実的な結果が出ます。

勿論センター試験を受けるまでは出願できる大学が実際どこになるかは分かりませんが、自分が出願する大学を選ぶ際に重要な要素になると思います。

 

 

模試を120%活用するために

1.模試は苦手分野を発見し対策することが最大の目的。

2.間違えた問題が多かった程模試を受けた意味がある。

3.成績表と資料を活用し、今後の学習計画に繋げる。

4.模試対策はおすすめしない。

 

 

模試は全ての受験勉強の中で最も成績を伸ばせる最大のチャンスです。

特に高1、2の間は実施される回数も少なく貴重な機会です。

できる限り受験をし、1回1回を最大限活かしていきましょう。